こんにちは。保護猫2匹、大型犬のラブラドール・レトリーバーと暮らすワガセワです。
この記事では、初めてラブラドールを迎えた体験談を紹介します。ラブラドールを迎える前の準備や想像以上に大変だったことなどをまとめました。
ラブラドールを飼ってみたい!という方の参考になれば嬉しいです。
夢がかなった!わが家にラブラドールがやってくる
迎えた経緯と当時の状況
ネットを見ていた時、少したれ目で愛嬌ある顔のラブラドールを見つけて一目ぼれ。
その週末にペットショップへ行き、購入しました。
この時、息子は小学校3年生、娘は幼稚園の年長さん、夫婦共働きで、3年前に引き取ったオス猫を1匹飼っていました。
猫と犬を一緒に飼うことに少し不安はありましたが、主人が猫と一緒に大型犬のゴールデン・レトリーバーを飼っていた経験があり、写真を見せてもらったり話をきいていたので、楽しみな気持ちの方が大きかったです。
事前準備したもの
サークル
大きいケージを探しましたが、すぐに購入できるものがありませんでした。
そのため天井がついてないサークルを購入し、100均のワイヤーネットを結束バンドで取り付け屋根代わりにしました。設置場所は、毎日家族が集まるリビングにしました。
(写真ではわかりにくいですが、屋根になるように100均のワイヤーネットを取り付け、その上に段ボールを置いて布をかぶせてあります。)
【参考】
日が経つうちにケージの上に登れるようになり、そこでよく寝ていました。
100均のワイヤーネットで作った屋根では体重に耐えられず、天井がゆがんでしまい、強度的・安全面で心配になったので今はケージを解体しています。
お気に入りの場所だったので、危ないなと思いながらもなかなか解体できず3年ぐらいは使っていました。
クレート
ペットショップから家まで運ぶために購入。店頭に並ぶ中で一番大きなLサイズを購入しましたが、割とすぐにサイズアウト。収まりきらずはみ出しています。嫌いではないようでここで寝たりもしますが、クレート本来の役割は果たせていません。。災害時の避難などを考えるともっと大きいクレートを用意しないとな、と考えています。成犬になっても使用したい場合は、わが家が使用してるサイズより大きいものをおすすめします。
(使用しているもの: Richell キャンピングキャリーLサイズ)
ベット
サークル内に置くように準備しました。
成長するとはみ出してしまいますが、その姿がまたかわいいです。
フード、水を入れる器
今はステンレス製の器を使用しています。
迎えてすぐの頃は、家にあった陶器の器にフードを、プラスチックの器に水を入れていました。
でも器で遊んで割れたり、噛んでしまったので、ステンレス製の器にしました。
サークルに取り付けるタイプの給水機も使用したことがありますが、見事に破壊されました。
ハーネス、リード
来てすぐは散歩に行けなかったので、家の中でハーネスとリードをつけて散歩の練習をしていました。
トイレ、トイレシート
メッシュカバーありのトイレトレイを購入しました。
最初はサークル内に設置しましたが、トイレトレーニングがやりにくかったので留守番の時以外は
サークルから出して使用していました。しかし、数か月もすると噛んで破壊。
そのため、トイレトレイは廃止し、シートを敷くだけにしました。
爪切り・ブラシ
はさみタイプではなくギロチンタイプを購入しましたが力加減が難しく、うまく使いこなせていません。事前にもう少し調べて、使いやすそうなものを購入すれば良かったなと思っています。
ブラシも事前に購入しましたが、嫌がるのでいくつか買い替えました。
事前に準備したのに気に入ってくれなくてショック・・・なんてこともありますが、気持ちを切り替え、新たなものを探すようにしています。
おもちゃ
投げて遊べるボールや、引っ張り合いっこができるロープを用意しました。
他には知育玩具もおすすめです!今でもKong(コング) はお留守番の時に重宝しています。
そのほかあると便利なもの
ウェットティッシュ
家に来てすぐの頃は下痢をしたり、トイレトレーニングで失敗することも多々ありました。
拭いたり、片づけたりするのにウェットティッシュがあると便利です。
お散歩でも使用することがあるので、お散歩用のかばんに入れています。
排泄物を処理する袋
最初は普通の透明ポリ袋を使用していましたが、においがもれるので気になっていました。
そこで、「BOS うんちが臭わない袋」に変更。普通のポリ袋に比べ、値段は高いですがにおい漏れが格段に少ないので、においが気になる場合はおすすめです!
環境を整える
部屋の片づけ
ラブラドールは、とにかくなんでも口に入れてかじると思っていたほうが良いです。
わが家では、電気ケトルやTVのリモコン、子供のメガネもかじられました。
いままでに破壊されたものはいくつあるだろう・・・
特に小さいものは、そのまま飲み込む可能性があるので注意してください。
「犬が届く場所、床に物を置かない」「かじられて困るものはしっかり片づける」は鉄則です!
保管場所やルール決め
薬や洗剤など、誤食・誤飲したら危ないものについては、保管方法や保管場所を決めました。
犬が届かない場所に置いたり、万が一犬がかじっても壊れにくいケースに入れるなど工夫が必要です。わが家の場合、ゴミ箱もあさられたので蓋つきのものに変更しました。
子どもたちとはおもちゃの遊び方、片づけ方について決めました。迎えた当時は、レゴやシルバニアファミリー、ビーズなど細かいもので遊ぶことが多かったので「そういったおもちゃで遊ぶときは、犬が届かない場所で遊ぶ」「犬がいない部屋で遊ぶ」など工夫するよう伝えました。
猫の生活スペースの確保
わが家の場合、先住の猫がいたので、犬が遊ぶ場所を1階のリビングに限定して様子を見ました。
寝るときも犬は1階のリビングで、猫は私と一緒に2階で寝るようにするなど配慮し、なるべく犬と猫にストレスがかからないように考えました。
余談ですが、犬が留守番中にサークルを抜け出して2階に上がり、猫のトイレの砂を大量に食べてしまったことがありました。それからは階段に柵を付けて犬が2階に行けないようにしました。
ラブラドールとの生活が始まった!やんちゃんな性格に翻弄される毎日
子犬の性格
ペットショップで見た時、元気で人が大好きな子だなという印象でした。一緒に過ごしてみたらまさにその通りで、好奇心旺盛でフレンドリー。興奮してテンションが高くなると誰彼構わず突進していました。一度興奮すると落ち着くまでに時間がかかるので大変でした。
来た日から始まるトレーニング!
トイレトレーニング
うろうろし始めるとおしっこをすることが多かったので、その都度トイレシートに連れていきました。間に合わなかったときは、途中でも抱っこしてシートに連れて行くこともしました。最初はタイミングがつかめず失敗の連続でしたが、トイレで出来たらおやつをあげて大げさなぐらいほめる!を繰り返すうちにできるようになりました。
基本は頭が良い犬種なので、根気よく教えてあげたらできるようになると思います。途中心が折れそうになりましたが・・・わが家のラブラドールもできるようになりました。
でも、お散歩デビューして外でおしっこをするようになったら、家の中ではしなくなってしまいました。どうしても散歩に行けないときは庭に出せばそこでおしっこやうんちをしてくれますが、雨が激しかったりする時は外に出ることを嫌がります。そうすると、小雨になったタイミングですぐ庭に出したり散歩に行ったりしないといけません。
いざというときに家の中でしてくれた方が助かるので、お散歩デビュー後も家の中でトイレを使用できるように訓練しておいた方が良かったなと思っています。
おすわりなどのコミュニケーション
「おすわり」を教えるために、最初はごはんをあげるタイミングでトレーニングしていましたが、パピー教室で、「ごはんの時ではなくて、遊んでいるときなど日常生活の中で教えたほうがいいよ」と教わりました。確かに、ごはんの前は『食べたい!!!』と興奮状態なので、指示が通りにくくお互いにストレスでした。遊びながら教えて、上手にできたらご褒美をあげてほめるを繰り返しました。
そうすることで、ごはんの時ほど興奮状態になることもないし、指示も通るのでお互いが楽しくできました。他には「おて」「ふせ」「まて」「ハウス」などの基本的なトレーニングも、遊びの中で行いました。
名前に反応するようにする(名前を呼んでくるように)
どんな状況でも名前を呼んだらこちらまで来ることが出来るようにしなくては!という思いでトレーニングしました。
はじめは名前を呼んでも反応することはないですが、反応がなくてもご褒美をあげていました。そうすることで、「名前」=「いいことがある」と理解し、反応できるようになりました。
パピー教室ではトレーニングにフードを使用していたので、自宅でのトレーニングもご褒美にはフードをあげていました。あげる量は少量で、1回できるごとにドックフード一粒みたいな感じです。
ラブラドールは食べることが大好きなので、フードやおやつを使ったトレーニングが効果抜群な反面、あげたらあげただけ食べちゃいます。わが家の場合は食べ過ぎにならないように、一日のフード量からしつけ用に少しよけていました。
パピー教室
うちに来て約1か月後(生後3ヵ月半過ぎ頃)からパピー教室へ通わせました。
パピー教室は、朝預けて夕方迎えに行くスタイルで、まさに保育園のような感じでした。
通わせた一番の理由は、犬の社会化のためです。
興奮しやすく落ち着きがない性格だったので、他の犬とのかかわりの中で、少しでも刺激に慣れてくれたらいいなという思いを込めて。約2ヵ月間で計8回通いました。
留守番
共働きだったので、平日は日中約7時間の留守番でした。
(子犬の頃は、ごはんを3~4回に分けて与えていたのでお昼休みに主人が帰宅していました。)
留守番時は、屋根を付けたサークルの中に入れていましたが、帰宅するとなぜか外にでて部屋中が荒らされていることがありました。サークルが狭すぎて嫌だったのかもと思い、サークルをつなげて広くしたりしましたがまた脱出。サークル内で暴れるのかサークルごと動いていたり、目隠しにかぶせた布も引きずり込まれたりと大惨事。これでは逆に危ないと思い、途中からリビングでフリーにして留守番させるようにしました。
食事
成犬になった今は朝と夜の一日2回、子犬の頃は1日3~4回にわけてあげていました。
家に来てすぐの頃は、ペットショップで食べていたのと同じものを購入していましたが、ペットショップのフードは値段が高かったので徐々に近くのお店でも購入できるものに切り替えました。
生後11か月ごろになると、動物病院で子犬用から成犬用のフードに切り替えるよう言われました。順調に体重が増えていたのと、去勢手術をしたからです。去勢手術後は太りやすくなるし食事管理が大切!と思いつつ、可愛くてついついおやつをあげちゃうんですよね。。
散歩
天候に関係なく毎日散歩に行きます。散歩のスケジュールは下記のような感じです。
朝:約30分
夕方:約1時間~1時間半
※時間があるときにはもう少し長い時間散歩に行くように心がけています。
他には、庭に出したりドックランに連れて行って遊んでいます。
慣らしておいたほうが良いこと
わが家のラブラドールはお手入れが苦手です。お手入れしてあげたくても嫌がるので、子犬の頃から慣らしておくべきだったと思っています。お手入れを兼ねて体を触ることに慣れておくと、体の異常にも気づきやすくなり、結果、病気やけがの早期発見にもつながります。
参考までに、わが家のラブラドールのお手入れ事情をを紹介します。
こうならないためにも、ぜひ子犬の頃から慣れさせてあげてください!
ブラッシング
毛が良く抜けるので、毎日ブラッシングをした方が良いと思っていますが、わが家のラブラドールはブラシを見るとすぐ逃げていきます。おやつなどのご褒美があれば、短時間ですが待てるので毎回ご褒美片手にブラッシングしています。
他の犬・人
とてもフレンドりーなので基本、どの犬、どの人にも友好的です。
人が好きなゆえに、テンションが上がりすぎると飛びつきをするので注意が必要です。
おもいっきりぶつかると大人でもよろけるので、小さい子が近くにいる場合は特に注意しています。
耳掃除・爪切りなどのお手入れ
耳掃除は少し嫌がりますが爪切りに比べるといいこにしてくれて、特に散歩から帰ってきた後の耳掃除は気持ちいいのかおとなしくしてくれます。わが家の犬は外耳炎になりやすいので、耳が汚くなりすぎないよう気を付けています。
体にさわる
体を触られるのは好きなので、よくなでたりして触っています。
おしりや足を触られるのはあまり好きではないようで、散歩から帰ってきて足を拭いたりシャンプーをする時嫌がることがあります。何か異常があるのかもと思って無理矢理確認しようとすると怒るので、嫌がるときは様子を見ながら落ち着いた頃に触ったり確認するようにしています。
シャンプー
子犬の頃は1、2か月に一度のシャンプーでしたが、成犬の今は2~3週間に1度シャンプーをしています。シャンプーが大嫌いで、シャンプーの準備をすると警戒して逃げていきます。お風呂場に行く前にひと暴れするのでつかまえるのが大変で、毎回悪戦苦闘しながらシャンプーしています。
さらに大変なのが、ドライヤーです。生乾き状態だと皮膚にもよくないと聞くので、なんとか乾かそうとしますが毎回すごい勢いで逃げ回ります。特別なおやつを用意し、それである程度までなら乾かせますがいつも完全乾燥まで至らず・・・結局自然乾燥になってしまいます。。
何とか早く乾かせる方法はないかと考え、今までよりパワーがあるドライヤーに変えてみたりしましたがやっぱり嫌がるので、次は吸水が良いタオルを購入して試してみたいなと考えています。
歯磨き
歯ブラシや歯磨きガムなどを使用しています。シートタイプは子犬の頃使っていましたが、あまり好きではないようでうまくできませんでした。好みに合わせて使い分けると良いと思います。
ラブラドールと暮らしてみて
大変なこと TOP3
とにかくいろんなものを食べる・かじる・破壊する
よくわかるなぁと感心するぐらい、大事なものから破壊していきます。家電をかみ砕き、生ゴミをあさり、引き出しの中身をあらし・・・破壊されたものは数知れず。
お留守番
屋根を付けたサークルに入れても脱出したり、暴れてサークルごと移動していることもありました。危ないと思って、フリーで留守番をさせても、キッチン、洗面所、部屋中をあらしていました。
引き出しや扉も開けてしまうので、赤ちゃんのいたずら防止に使うようなロックを使ったことがありますがそれも破壊。色々試しましたが、一番効果があったのは強力なガムテープです。
今は留守番時には、開けてしまうと思われる場所に強力ガムテープを貼って開けれないようにし、出かけています。ただしこれもはがしてしまうことがあり、たまにはがしたガムテープが肉球の部分にくっついてとれない!なんてこともあるので、あまりおすすめできる方法ではありません。。
お金がかかる
食事・おやつなどの費用はもちろんですが、薬やワクチンは体重によって処方される薬の量が異なるため、体重が重い分お金もかかります。あとは、電気代です。ラブラドールは暑さにめっぽう弱いので、夏のクーラーは必須になります!!
子犬の時に困ったこと TOP3
上記3つに加え、子犬の頃ならではの困ったことを紹介します。
夜鳴き
わが家に来て1か月弱は夜鳴きがありました。夜犬が寝たのを見計らいそっと2階の寝室へ行っても、しばらくすると1階のリビングから鳴き声が・・・直ぐ見に行くと吠えることが癖になってしまうかなと心配でしたが、近所迷惑になることの方が気になり結局鳴いたらすぐに見に行っていました。
ひとしきり遊んであげると疲れて寝てくれるので、しばらくは夜中に起きて一緒にボール投げなどして遊んでいました。夜鳴きがずっと続いたらどうしよう・・・と不安でしたが、家に慣れてきてお散歩にも行けるようになったら自然となくなりました。
あまがみ大好き!
子犬の時はあまがみ癖がひどく、撫でようとしたり、一緒に遊ぼうと思っておもちゃを持とうとすると、その手を噛んでいました。甘噛みと言っても結構痛くて、子どもたちは何度か泣かされました。
なかなか治らないので、パピー教室に相談していくつか対策方法を教えてもらい実践。
「噛んできたら手を遊び道具と思わせないために後ろに隠す」「他のおもちゃを使って手から気をそらす」「あまりにひどいときはもう遊ばない!と表現する(寄ってきてもしばらく無視)」などを試しました。そのうちに甘噛みも自然となくなり、今は無駄に噛むことはありません。
散歩
散歩が始まったころは途中で止まってしまうことが多く、抱っこして帰るなんてこともしばしば。今思うと、周りをすごく観察していたのかなと思います。今も止まってしまうことがありますが、思い切り引っ張るより、近づいて隣にき「行くよ」と声をかけるほうが進んでくれます。
番外編
子どものアレルギー
犬を飼ってすぐ、娘にひどい蕁麻疹が出たので病院で血液検査をし、犬アレルギーがあることがわかりました。数日症状が続き心配しまたが、自然となくなり、今ではよっぽど蕁麻疹がでることはありません。なめられたり、なめられた手で目をかまったりすると少しかゆくなる程度です。
まとめ
ラブラドールはやんちゃで大変な面もありますが、家族の一員として見守り癒してくれます。
人のことが大好きで、子供たちとの相性も抜群です。そして行動が面白い。毎日笑わせてくれます。
ラブラドールを飼ったことがある人に話を聞くと皆さん「また飼いたい」と言われます。
それだけラブラドールが魅力的なんだと思います!
わが家に来てもうすぐ4年。最初は破壊力に圧倒されて大変でしたが、少しずつ落ち着いてきました。最初の頃のやんちゃ具合が懐かしく、落ち着いた姿に少し寂しさを感じることもありますが、そんなときはこちらの心を読むのか、大きなイタズラをしてくれます。
これからも元気でやんちゃっぷりを発揮してもらうために、ラブラドールとの生活を楽しみながらお世話したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
*わが家の犬猫たちはこちらの記事で詳しく紹介しています。
わが家に来た経緯や犬猫たちの性格などをまとめていますので、あわせてご覧ください。
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