小学4年生の娘が、2月に算数検定8級を受けて無事合格しました。
「小4で8級なら普通じゃない?」と思うかもしれませんが、算数が苦手な娘にとってはとても嬉しいことでした。
この記事では、対策やその成果と反省点、今後の課題などについてまとめています。
娘の算数レベル
もともと勉強が得意ではなく、算数が特に苦手。
小学4年生の2学期に始まった「わり算の筆算」で大きくつまずき、苦手意識はさらに強くなりました。
つまずき解消のために勉強を始めると、九九やかけ算のひっ算が曖昧なことが判明。
2年生の算数からやり直しました。わり算のひっ算以外にも、時刻と時間や単位の問題も苦手でした。
わり算のひっ算につまずいたときの様子は以下の記事で詳しく紹介しています。
算数検定を受検した理由
娘が算数検定を受検したのは、私がすすめたからです。
「算数が苦手なのに、どうして算数検定をすすめたの?」と思われるかもしれません。
理由は2つあります。
①勉強を習慣化してほしい
わり算のひっ算を克服しようと取り組み始めてから、勉強することが苦ではなくなっていたので、これを機に勉強する習慣を身につけてほしいと思っていました。
そこで、算数検定が良いきっかけになるのではと考えました。
「算数検定に合格する」という具体的で分かりやすい目標ができることで、モチベーションが高まり、勉強に対して前向きに取り組めるようになればいいなと思ってすすめました。
②勉強の成果を実感し、自信をつけてほしい
前述のとおり、2学期からは苦手な単元を解消するために頑張って勉強していました。
しかし本人は、解けるようになっている!という実感があまり得られていないようでした。
そのため、勉強の成果を実感できる機会として算数検定が良いのではと考えました。
検定を受けることで、達成感を得て自信をつけてほしいと思い、すすめました。
算数検定について
検定日
2025年2月14日
受検級
8級(小学4年生程度)
対策期間と方法
対策期間
約1ヵ月
使用参考書
実用数学技能検定 過去問題集 8級


お兄ちゃんが受検した時(3年前)に購入したものを使用しました。
対策方法
Step1:過去問を解く(1周目)
過去問題集には6回分掲載されています。
まずは時間を計って娘が自力で解き、私が採点。間違えたところは一緒に復習しました。
Step2:過去問を解く(2周目)→一覧表を作成
全6回分終了したら再び第1回目から解きました。採点や復習などはStep1同様です。
2周目が終わったら、下の写真のような一覧表を作成。
2回以上間違えた問題は赤、1回は黄に分類しました。
(第3回はミスが多かったので、3回解いています。)

Step3:一覧表をもとに、間違えた問題を優先的に解きなおす
一覧表をもとに、赤に分類された問題から優先的に再度解きます。
1問解き終わるごとに、自発的にチェックを入れていました。
赤問題をすべて解き終わったら、続いて黄に分類された問題を解きました。


一覧表を作成したことで苦手な問題が把握しやすく、自主的に復習ができました。
結果
合格 (26点/30点)

算数検定を終えて
成果:大問1が満点
大問1は計算問題になります。
苦手なわり算の筆算を使って計算する問題もありましたが、結果は満点!
過去問では全問正解したことがほぼなかったので、とても喜んでいました。
また、苦手だった単位の問題(今回は重さについての問題が出題) もミスなく解けました。
勉強の成果を実感できたようです。
反省点:対策不足(特に授業で習っていない単元)
「整理の仕方」の単元については、3問中1問しか正解できませんでした。
受検時、この単元は学校の授業で習っていなかったので手元にある過去問で勉強しました。
過去問では折れ線グラフの問題が多く出題。
そればかり解いていたので、今回出題された表の問題を見たとき「どう解くのかわからなっかった」と言っていました。
過去問だけではなく、教科書なども使用して勉強するべきだったと反省しました。
今後の課題:文章題を読み取る力を身につける
大問9は算数検定特有問題が出題されます。
学校の計算ドリルなどではあまり出会わないような問題が多く、問題を読み解く力が必要になります。
受検後娘に聞くと、「文章の意味がわからなくて解けなかった」と言っていました。
今後は想像力・文章題を読み取る力も身につけることが必要だと実感しました。
まとめ
この記事では、算数検定合格に向けて取り組んだことや成果と反省点、今後の課題についてまとめました。
対策
苦手な問題を可視化し、優先順位をつけて勉強する
成果
大問1の計算問題で満点!苦手な単位計算もミスがなかった
(今までの勉強の成果を実感することができて、とても喜んでいました。)
反省点
過去問だけしか解いてなかった
(特に授業で習っていない単元については、教科書や計算ドリルを使って勉強しておくべきだった。)
今後の課題
計算力だけでなく、文章題を読み取る力・想像する力も身につけることが必要
小4の2学期にわり算のひっ算でつまずき、九九やかけ算のひっ算からやり直したころを考えると大きく成長しました。合格できたことで自信がつき、以前に比べ算数に対して前向きに取り組めるようになりました。
合格できたことはもちろんですが、このような変化を見ることができて嬉しかったです。
最後までお読みいただきありがとうございました。